開催時間に関する大切なお知らせ
10月22日(日)の展示時間については、台風21号の影響を考慮して、終了時間を15時に、最終の入場時間を14時30分に変更致します。ご来場をお考え頂いている皆さまにおかれましては、お早めに、お気をつけてお越しくださいませ。
ベテランから若手まで京表具師72名が所属する京都表具協同組合(所在地:京都市右京区 理事長:田中善茂)は掛軸・額装・屏風の展示「第62回表美展」を開催いたします。
近年、外国人観光客の増加もあいまって「和」の空間作りがより一層注目されつつあります。本表美展では、当組合所属の表具師が日頃研鑽している技を駆使して制作した個性豊かなオリジナル作品を多数出展しております。伝統的工芸品仕様のものから現代生活様式を意識した作品までを幅広く取り揃え「京表具」の粋をお伝えできる内容になっております。
もっと身近に「表具」を
生活の洋風化に伴い和室ばなれが進んでいる昨今ですが、和柄の壁紙を張った京町家風の飲食店・和雑貨を扱っているお店が増えており、街や観光地には着物姿で歩いている若い方をたくさん見かけることから、現代生活においても「和」を求められているのではないかと思われます。
しかし、当組合がイベントで実施したアンケートによると、伝統的工芸品である「京表具」においては、「床の間がないので掛軸を設えるところがない」「家が狭いので屏風なんて置けない」、そして何より「『京表具』だなんて、敷居も値段も高い」という意見がありました。
そこで、掛軸→タペストリー・屏風→パーティションと、洋室にも取り入れていただくことを考え、身近に表具の技を感じていただける作品もこの「表美展」に盛り込み、幅広い消費者へのPRを狙います。
表具師の「手仕事」を間近でご覧ください。
国内のみならず、国外からも多くの観光客が訪れる京都の街。観光客の方々が立ち寄られる土産物店には掛軸や屏風を扱っている店もあり、機械で制作された掛軸や、下張り工程を省略・簡素化した屏風などが並んでいます。本展では、京表具師による「手仕事」にこだわった作品を展示し、遠目からではわからない、量産品との違いをご覧いただけます。
また、京表具伝統工芸士による作品解説、お客様相談コーナーでは、表具のみならず、内装・クロス・襖などの、すまいのお悩み相談も受け付けています。<入場無料>
各コーナーのご紹介
- 伝統工芸士による列品解説(両日ともに14時~)
- お客様相談窓口(内装・クロス・襖・掛軸・額・屏風)
- 青年会作品展
- お店PRコーナー
- 新しい和のあかりランプシェード「折灯華」展示
第62回表美展
- 日時
- 平成29年10月21日(土)10時~16時・22日(日)10時~15時(入場は14時30分で締め切り)
- 場所
- 京都市勧業館(みやこめっせ)地下1階第1展示場
- アクセス
- 地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分
詳しいアクセスについては『みやこめっせ』ホームページをご覧下さい。