昨年60周年という節目を迎えた「表美展」。
61回目を迎えた今年、気持ちも新たに制作した表具師たちの力作をご覧いただきたい と思います。
今年も、伝統的工芸品仕様から現代生活様式に合うモダンな作品まで揃えておりますので、皆様に楽しんでいただけることと思います。
組合員一同、心よりお待ちいたしております。
-第61回表美展のご案内(プレスリリース用PDFファイル)
もっと身近に「表具」を
生活の洋風化に伴い和室ばなれが進んでいる昨今ですが、和柄の壁紙を張った京町家風の飲食店・和雑貨を扱っているお店が増えており、街や観光地には着物姿で歩いている若い方をたくさん見かけることから、現代生活においても「和」を求められているのではないかと思われます。
しかし、伝統的工芸品である「京表具」においては、「床の間がないので掛軸を設えるところがない」「家が狭いので屏風なんて置けない」、そして何よりも「『京表具』だなんて、敷居も値段も高い」という声をよく聞きます。(当組合主催「もって帰って京都展」でのお客様アンケートより)
そこで、掛軸→タペストリー・屏風→パーティションと、洋室にも取り入れていただくことを考え、身近に表具の技を感じていただける作品もこの「表美展」に盛り込み、幅広い消費者へのPRを狙います。
表具師の「手仕事」を間近でご覧ください。
訪れたい都市No.1に輝いた京都、街には国内外問わず、多くの観光客であふれています。土産物店には掛軸や屏風を扱っている店もあり、機械で制作された掛軸や、下張り工程を省略・簡素化した屏風などが並んでいます。本展では、京表具師による「手仕事」にこだわった作品を展示し、遠目からではわからない、量産品との違いをご覧いただけます。
また、京表具伝統工芸士による作品解説、お客様相談コーナーでは、表具のみならず、内装・クロス・襖などの、すまいのお悩み相談も受け付けています。<入場無料>
各コーナーのご紹介
- 伝統工芸士による列品解説(両日ともに14時~)
- お客様相談窓口(内装・クロス・襖・掛軸・額・屏風)
- 青年会コーナー
- お店PRコーナー
第61回表美展
- 日時
- 平成28年10月29日(土)・30日(日)2日間 10時~16時
- 場所
- 京都市勧業館(みやこめっせ)地下1階第1展示場
- アクセス
- 地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約8分
詳しいアクセスについては『みやこめっせ』ホームページをご覧下さい。