1200年という悠久の時を都であり続けた京都。
その歴史はまた、日本美術と文化の歴史であり、真に傑作と言える絵画、 書を彩り続けた表具師たちの歴史でもあります。
京表具は、その長い歴史、古の都に活躍した匠の技と伝統を今に伝え、日本の美意識を極限まで追求した伝統工芸と言えるでしょう。
西洋の美術が額縁によってその真価を発揮するように、日本美術は表具によって「見られる」ための生命を吹き込まれ、 ひとつの芸術作品として完成するのです。
古来、京の絵師や書家は、己の作品を最大限に引き立たせるため、その表装を名のある表具師に託したと言います。 それもそのはずで、表具の良し悪しによって、美術作品は生かされも殺されもする… からこそ、美術と文化の都であった京の表具師たちには、最高水準の美的感覚と技術が要求され、互いに切磋琢磨し、長い歴史の中で「京表具」というひとつの確固たる地位を獲得したのです。
掛け軸・屏風・額・襖のことは、ぜひ私たちにご相談ください
掛け軸、屏風、額、襖の新調、修理・修復まで、当組合が一貫して承ります
専門知識を持った担当責任者がお客様のご要望を丁寧にお伺いし、最適なプランをご提案いたします。お問い合わせからご依頼、そして契約まで、すべて当組合が窓口となりますので、ご安心してお任せください。(もちろんご相談は無料です)
私たち京都表具協同組合の修復事業は、単に破損を直すだけでなく、作品が持つ歴史や文化的価値を尊重し、未来へと受け継ぐことを目指しています。
遠方にお住まいのお客様もご安心ください。メールでのお問い合わせにも対応しており、これまでに多くのお客様からご依頼をいただいております。お住まいの地域に関わらず、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
「表装裂愉しむ hyosogire.com」公開のお知らせ
オンライン上で表装の取り合わせができるwebサイト「表装裂愉しむ-hyosogire.com」を公開いたしました。600種類の表装裂を用いて、自分だけの掛け軸を素早く、簡単にデザインできます。作成したデザインは保存しておくことで、いつでも復元できます。皆さま、是非とも一度お試しください。
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お知らせ
2025年6月11日
第68回刷毛供養会開会のご報告令和7年6月10日、第68回刷毛供養会を執り行いました。そのご報告を掲載しております。
2025年6月2日
古き良き日本の美を未来へ繋ぐ表具修復の技日本の伝統文化を彩る「表具」は、掛け軸や屏風、襖など、私たちの生活空間に安らぎと美しさをもたらしてきました。しかし、時が経つにつれて劣化や損傷は避けられず、その美しさを保ち続けるためには専門的な修復が不可欠です。
2025年4月3日
当組合の修復事業が「両丹日日新聞」に掲載されました貴重な掛け軸等の修理・修復は、お気軽に京都表具協同組合にご相談ください。誠心誠意対応させて頂きます。
2024年12月9日
第69回表美展終了のご報告と受賞作品一覧第69回表美展終了のご報告と受賞作品一覧のご紹介をしております。
2024年11月9日
第69回 表美展VRツアー会場の様子を360カメラで撮影、VRツアー風にしています。随時、更新いたします。